任意団体なごやめし普及促進協議会

なごやめし普及促進協議会

ロゴは「扇の中央に名古屋城をイメージした図があしらわれており、名古屋特有の料理であることを強調している」のだそうなwww 像©なごやめし普及促進協議会

なごやめし博覧会やNAGO-1など、観光資源としても十分な効果が期待できるなごやめしの魅力のPRや普及促進を通じ、国内外からの観光客誘致を図ることを目的として“なごやめし普及促進協議会”なる任意団体が行政の区分を超えたALL名古屋(愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・愛知県観光協会・名古屋観光コンベンションビューロー)によって平成27年6月18日設立されました。

今後の活動、名古屋めしの盛り上がりに期待したいですね。

なごやめし普及促進協議会

活動趣意はいかにも行政チック

一般市民にはあまり知られていませんが、県や市による「観光客誘致」施策として、現在日本中でとても多く行われているのは「助成金の支給」です。その手法は様々ですが、多くは「空港からホテルまでの貸切バス代を○万円を補助」だったり、「1泊あたり一人○千円を補助」だったり。つまりはお金のバラマキが、とても多くの身近な自治体によって、それもかなり大きな金額で、市民県民の知らないところで行われています。

もちろんバスや宿泊施設も行政の管轄内なので、いわゆる経済効果や地場の活性化にも繋がるというのが行政の言い分なのですが、実際に支給を受けるのは観光客を集める旅行社(助成金相応分を安く販売、バス会社やホテルへは通常価格が支払われる)であって、旅行社自体は他県であることが大半。

結局税金そのものは管轄外へ流出するのですから経済効果や活性化についても効果は半減…。行政自身は観光PRはできるもの、具体的な旅客へのセールス活動のノウハウは無く止むを得ない必要悪とも思いますが…

また、任意の団体が「行政との連携」という場合も、助成金や補助金の支給を受けることが多く、悪い言い方をすれば、いずれも行政・税金を食い物にしている、と言えます。「なごやめし普及促進協議会」の設立趣意は「なごやめしの魅力のPRや普及促進を通じて、国内外からの観光客誘致を図ることを目的」ともっともらしいものではありますが・・・

名古屋めしは地域の文化

そも、「名古屋めし」って観光資源なの?地域の文化であることに間違いは無く、文化目的の観光は当然なので「観光資源」という捕らえ方は成り立ちます。 但し、庶民生活がベースであって90年代の“イタメシ”の流行りから派生した“名古屋めし”という呼び名ですから「名古屋めしとは!」って定義付けが難しい。そもそも、一般的には名古屋めしだと思うのですが、普及促進協議会にしてもNAGO-1もなごやめし博覧会も何故になごやめしとあえてカナなのか。
行政らしくキチッと定義付けしないと、この団体も補助金まみれになるかもねw